#20 ショーン・グリーン | RF
●ひとこと
シーズン40本塁打の経験を3度持つパワーヒッターだったが近年は攻守両面において衰えが目立つベテラン外野手。
●略歴
MLBに定着し4年目の1998年レギュラーに定着し35本塁打35盗塁100得点100打点をマークし中心選手に。
翌1999年はリーグトップの45二塁打/87長打/361塁打に加え打率.309/42本塁打/123打点/134得点をマークしオールスターに出場。
さらにゴールドグラブとシルバースラッガーもダブル受賞し、まさに球界を代表する選手となった。
このとき年齢は26歳で今で言うとG.サイズモアが開花した感じと言える。
グリーンの今後の引止めが難しいと判断したブルージェイズはオフにR.モンデシーと交換トレードでドジャースへ放出。
その直後に結んだ6年8400万ドルの契約は当時の野手史上最高総額となる金額で大きな波紋を呼んだ。
ドジャース移籍後は1年目は期待された働きは出来なかったが2001、2002年にはトータルで91本塁打239打点と大活躍。
この頃のナリーグはB.ボンズ、S.ソーサといったステロイド組が本塁打を量産してたのであまり目立たなかったが本来はもっと評価されるべきだった。
また、爆発力があり1試合19塁打のメジャー記録、1試合4本塁打、4打席連続本塁打のメジャータイ記録を持っている。
だが30歳を迎えた2003年から長打力が激減。
守備力にも衰えが見られ、その結果高年俸がネックになりグリーン自身は故郷のロサンゼルスを離れたくなかったが2005年1月には泣く泣くダイヤモンドバックスへ。
そのダイヤモンドバックスでも若手の台頭で微妙の立場になり2006年シーズン途中でメッツへ放出。
もはやレギュラーの座が必ずしも安泰と言えなくなってきたが2007年は好調なスタートを切った。
●パワプロ風能力査定
●打撃
年齢と共に長打力は大きく低下、2006年はレギュラー定着以降ワーストの15本塁打に終わってしまった。
打率はフツーレベルで.275くらいは計算できる。
選球眼は平均かやや平均を下回る程度。
パワーヒッターだった頃に比べてスイングスピードに衰えが目立ち、かつては引っ張ってホームランにしていた内角の球に対応できなくなっている。
それに伴い流し打ちは増加傾向にある。
走力を生かす打撃をするわけではないのにゴロが極端に多くそのせいで併殺打の数が多い。
●守備&走塁
現在は外野手としては平均を下回る。
肩の強さは依然平均をやや上回るが、かつては平均よりやや上だった守備範囲は年齢とともに大きく衰えてしまった。
今では試合終盤にゲームを退くことも珍しくない。
2004年にはチーム事情からファーストを守り堅実にこなした。
スピードに関してもも現在は平均レベルといったところ。
●その他
とにかく故障が少ない。
1998年にレギュラーに定着してから昨年まで6試合以上欠場したのは1999年だけだった。
2006年は149試合の出場にとどまったがこれはケガの為ではなく、単にスタメン出場できなかっただけ。
●2007年展望
センターのベルトランは不動だがレフトのアルーは故障持ちで実質的に外野のポジションは1.5個分くらい空いてると言えるので何とかレギュラーとしてやっていけそう。
●標準化した打撃成績
●リンク
MLB.com
ESPN
CBS
Baseball-Reference
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